「有名なゲーミングチェアが買いたい。」
「ゲーミングチェアの購入で失敗したくない。」
そういう方がいるのもわかりますし、ゲーミングチェアは高く簡単に買えるものではありません。
そこで当記事では、
- DXRacer
- AKRacing
の2社のブランドを徹底解説と比較していきます。
記事の内容は
- 2社の解説
- 2社の商品紹介
- 選ぶ際のポイント
の順で解説させていただきます。
ゲーミングチェアを購入を検討されている方は必見です。
DXRacerとAKRacing
世界にはたくさんのゲーミングチェアを製造するメーカーがありますが、特に今回は2社
- DXRacer
- AKRacing
を取り上げたいと考えています。
DXRacer
DXRacerは世界で初めてゲーミングチェアを販売した企業です。本社はアメリカのミシガン州に置いており、もともとはゼネラルモーターズ社やクライスラー社向けの高級自動車シートのメーカーでした。自動車産業の衰退によって経営難になり、シートの設計技術を応用して、ゲーミングチェアの開発を行いました。
そのため、世界で初めてゲーミングチェアを販売したことにより、世界で1番ゲーミングチェアが売れている会社です。
現在では国際ゲーム大会でメインスポンサーや有名ゲーマーと組んでシェアの拡大をしています。国内ではプロゲーマー集団のDetonatioN Gamingと契約を組んでいます。
AKRacing
AKRacingはDXRacerと同時期にゲーミングチェアを販売を始めた企業です。本社は中国の江蘇省揚州市にあります。DXRacerと同様にアメリカのレースカー向けにシートを供給していました。しかし、自動車産業が不景気になり、ゲーミングチェア市場に参入しました。
2015年に日本のテックウインド社を代理店として、ゲーミングチェアを展開しています。日本国内ではDXRacerを差し置いて、ゲーミングチェアの人気ブランドで1番です。
DXRacerの製品ラインナップ
DXRacerの商品ラインナップは豊富で以下のシリーズが販売されています。
- フォーミュラシリーズ
- ドリフティングシリーズ
- レーシングシリーズ
- ヴァルキリーシリーズ
- キングシリーズ
- クイーンシリーズ
それぞれ個性的な特徴があり、体格が平均より大きかったりちいさかったりしても十分カバーされています。
注意点として公式サイトには、シリーズの項目がありますが販売されていないものもありました。おそらく生産終了したと予想されます。一部の製品はAmazonや他のECサイトで販売されています。
フォーミュラシリーズ
モデル | 素材 | リクライニング | アームレスト | ロッキング機能 |
DXR | メッシュ | 135度 | 上下 | あり |
DXZ | レザー | 135度 | 上下 | あり |
DX-57 | カーボンレザー | 135度 | 上下 | あり |
DX-11 | メッシュ、レザー | 135度 | 上下 | あり |
フォーミュラシリーズはDXRacerの中でもスタンダードモデルに当たります。初心者から玄人まで幅広い方におすすめです。現在、DXRacerからスタンダードモデルは4種類展開されてます。
推奨身長は155センチから175センチです。
DXR
フォーミュラシリーズのDXRはDXRacerのゲーミングチェアラインナップでも安いです。理由としては、座席の材質にメッシュ生地を使用しているからです。例えばレーシングシリーズ価格はDXRより10,000円以上高くなります。そのため、他のDXRacerのゲーミングチェアより安い部類に入ります。
座席の素材をメッシュ生地にすることによって、通気性が良くなります。そのため、汗が気になる方にはおすすめです。
機能としては、アームレストは角度を変えることができず高さしか調整できません。
DXZ(生産終了)
DXZの材質はメッシュ生地ではなくレザー製品です。ゲーミングチェアでおなじみのレザー製品を使いたい方におすすめです。
DXRと比べて、選択できる色のラインナップが多いです。
また、アームレストはDXRと同様、高さのみ調整可能です。
DX-57(生産終了)
DX-57はDXZと違い、レザー素材を使いながらカーボンを併用しているため、レーシングカーの椅子と同様の見た目を感じさせます。
アームレスト高さのみ調整可能です。
DX-11(生産終了)
DX-11はメッシュとレザー素材を組み合わせたゲーミングチェアです。ゲーミングチェアの足の部分がナイロン樹脂ではなく、アルミ製のため強度が高く壊れにくいです。
キャスターはDXZやDXRと同様にウレタン樹脂製です。
ドリフティングシリーズ
モデル | 素材 | リクライニング | アームレスト | ロッキング機能 |
DX-03 | レザー | 135度 | 上下 | あり |
DX-61 | レザー | 135度 | 上下 | あり |
DH-73 | レザー凹凸付き | 135度 | 上下 | あり |
ドリフティングシリーズはフォーミュラシリーズと比べて背もたれが低く、横幅が広いタイプです。
対象となる身長は160センチから175センチです。そのため、高身長な方や細身の方には向きません。身体が大きかったり、ゆったりと座ったりすることが目的。
また、すべてのドリフティングシリーズのゲーミングチェアはアームレストは高さ調整のみ可能です。
DX-03
DX-63は椅子の土台である、足の部分がアルミ製です。椅子の部分はレザーの素材を使っているため、他のモデルよりも高価です。ゲーミングチェアを長く使いたい方にオススメです。
DX-61(生産終了)
DX-61はDX-03のアルミ製の足を樹脂にしたものです。
価格は安いですが耐久性は劣っています。価格を抑えたいが、ゆったりと座りたい方におすすめです。
DH-73
DX-73は背中の部分に凹凸の部分があり、座るときに姿勢を安定させます。
残念ながら、Amazonや楽天等ECサイトでは販売されておりません。
レーシングシリーズ(※すべて生産終了)
モデル | 素材 | リクライニング | アームレスト | ロッキング機能 |
RW0 | レザー | 135度 | 上下前後 | あり |
RW-106 | メッシュ、レザー | 135度 | 上下前後 | あり |
RACING PRO RV-131 | レザー | 135度 | 上下前後左右 | あり |
レーシングシリーズはドリフティングシリーズと違い、ゲーミングチェアの背もたれが高く設計されています。いわゆる、ドリフティングシリーズコンセプトの逆のコンセプトを取り入れています。
そのため、推奨身長は最低でも170センチ以上で185センチ以下が対象です。
レーシングシリーズは3種類のモデルが販売されており、それぞれゲーミングチェアの素材やアームレストの動きが違います。
RW0(生産終了)
RW0は座席の部分にレザー素材を使っています。
背が高く細身な方にお勧めです。足の部分や座席を支える部分はナイロン樹脂製です。
また、アームレストは上下や前後に動きます。
RW-106(生産終了)
RW-106を3種類の素材を組み合わせたゲーミングチェアです。
前面がメッシュ、背面がレザー、一部の場所がカーボンレザーと使われています。
RWZと同様、足の部分や座席の裏部分はナイロン樹脂です。
アームレストは上下や前後に動きます。
RACING PRO RV-131(生産終了)
RACING PRO RV-131は素材がレザーでできたゲーミングチェアです。
アームレストを上下前後左右と腕の位置を細かく設定できます。
また他の西質が良いベースはある店です。
ヴァルキリーシリーズ(※すべて生産終了)
ヴァルキリーシリーズは170センチから175センチが推奨のゲーミングチェアです。
レーシングシリーズと似たようなゲーミングチェアの寸法になっており、キングシリーズより一回り小さいです。
VB-03(生産終了)
VB-03はレザー素材のゲーミングチェアです。
アームレストは上下前後左右に調節が可能です。
足元やさせる部分がアルミニウム製なので、樹脂製よりも耐久性が高いです。
キングシリーズ(※すべて生産終了)
キングシリーズは体が大きい方向けのゲーミングチェアです。
最低でも180センチ以上の身長のある方にオススメです。
DXK-06(生産終了)
このモデルはDXRacerの中でも最も大きいゲーミングチェアです。
アームレストは上下前後左右に調節可能です。
体の大きい人に対応するために足元や支える部分は樹脂製ではなく金属でできています。
クイーンシリーズ(※すべて生産終了)
クインシリーズは小さな男性や女性に向けのゲーミングチェアです。
DXRacerの中でも最も小さいモデルになります。
150センチから170センチの方が対象となります。
DXJ(生産終了)
DXRacerのフォーミュラシリーズのDXRを一回り小さくしたモデルです。
そのため、DXRacerとAKRacingの中で最も安いゲーミングチェアになります。
AKRacingの製品ラインナップ
AKRacingには以下の4種類のゲーミングチェアが展開されています。
- Wolf
- Nitro
- Overture
- Pro-X
- PINON
それぞれ詳しく紹介します。
Wolfシリーズ
Wolfシリーズの特徴は、メッシュ生地の採用です。黒色の部分はメッシュ生地で、残りのカラーの部分はレザーを使用しています。肌さわりと通気性を考慮した機種です。日本市場向けに特別に製造しているシリーズのため、日本人の体格に合わせた構造に設計されています。
AKRacingの中でも安いモデルで価格は40,000円台です。
アームレストは上下の自由調節が可能で、色は4色から選択します。
Nitroシリーズ
Nitroはすべてレザー製でできています。Wolfシリーズと違い、メッシュ生地を採用しないことによって価格は少しだけ高いです。2015年に初代Nnitroシリーズを発売しました。人間工学を応用したこのチェアはAKRacingの売れ筋商品で、多くの世界大会で使用されました。現在は2代目、Nitro V2です。
アームレストは上下のみ調節可能です。
5色から色を選ぶことができます。
Overtureシリーズ
OvertureはNitroシリーズと機能面では、全く遜色ありません。大きな違いとしては、Nitroシリーズより大きめに作られています。そのため、体が少し大きめの方にOvertureがお勧めです。
アームレストは高さのみ調節可能です。またカラーラインナップ等も6色と多めなのも特徴。
Pro-Xシリーズ
Pro-XシリーズはAKRacing中で最上位モデルになります。他のシリーズと違い、アームレストが前後左右上下回転と調節が可能です。プロゲーマーには操作ミスが許されないため、マウスやキーボードを最適な姿勢で使用することが求められます。その条件を解決するために最高品質の部品が使われています。
また、ゲーマーの操作性を考えて、椅子の大きさも他のシリーズに比べて最も大きいです。そのため、DXRacerのキングシリーズと比較されます。
価格は50,000円台です。
PINONシリーズ
PINONシリーズは国内向けの10代向けのゲーミングチェアです。小学校から中学校向けの設計がされており、推奨身長は145から165センチです。推奨身長に当てはまるユーザーなら大人でも使用可能。
成長過程の頃から正しい姿勢を保つことで
- 高い集中力を保つ
- 体のトラブルを防ぐ
2つのメリットを保証しています。
カラーラインナップは3色です。
DXRacerとAKRacingの共通点
ゲーミングチェア販売2社にはお互いに以下の共通点があります。
- 購入後は自分で組み立てる必要がある
- 人間工学に基づいた設計
- レーシングシートのようなプレミアムデザイン
- アームレストが自由自在に調整が可能
- 好みに合わせて座面の高さ調整が可能な昇降機能
- リクライニング機能
- 座面ロッキング機能
- ヘッドレストとランバーサポートが付属
- 静かで地面を傷つけないキャスター
- 頑丈なビルドクオリティ
購入後は自分で組み立てる必要がある
DXRacerとAKRacingのゲーミングチェアは、完成された状態で発送されません。
各パーツに分解されて運び込まれています。そのため、自分でゲーミングチェアを作らなければなりません。そのためゲーミングチェアを組み立てる際は、事前に広いスペースを確保する必要があります。
人間工学に基づいた設計
人間の体型に合わせた椅子を開発しているため、両者のゲーミングチェアは肩の部分が横に少し出っ張っています。
この形状により椅子によりかかった時に突起の部分が形を追うようになるため、
- 凝りの軽減
- 長時間の椅子での疲れを防止
- 長時間集中
を実現。
レーシングシートのようなプレミアムデザイン
DXRacerとAKRacingの両者は椅子の種類があって多少の違いはあるとあるものの、高品質でゆったりとすることできます。
高級車やスポーツカーのシートのように、フカフカした素材です。
アームレストが自由自在に調整が可能
両者のゲーミングチェアはアームレストが上下に調節できたり、アームレストの手を置く部分が回転することできます。
その機能のため、ユーザーの体格にあった調整が可能です。
好みに合わせて座面の高さ調整が可能な昇降機能
ユーザーの体格や姿勢によって、ゲーミングチェアの座席の高さを好みに調整できます。そのため、仕事やゲームをしている際に、画面の高さに合わせてもしくは用途に合わせて座面の高さを変えることでき、作業効率が向上。
また、高さの調整により目線を合わせられるので、首を痛めたり肩を痛めたりするのを防ぎます。
リクライニング機能
両者のゲーミングチェアは椅子を傾けられる機能が標準搭載されています。製品や型番によって角度は違いますが、最低でも135度リクライニングができます。
座面ロッキング機能
AKRacingとDXRacerのゲーミングチェアには座面の傾きを固定する機能があります。この機能により座面が急に傾いたり、急に倒れたりするのを防ぎます。
座面を安定することによって仕事やゲーミング中のプレイの邪魔を防ぎます。
ヘッドレストとランバーサポートが付属
ゲーミングチェアには2つのクッションがあります。1つはヘッドレストと言われていて、首周りや頭を固定します。
もう一つはランバーサポート行って腰あたりにあります。腰回りの負担を軽減することによって長時間の仕事やゲームプレイでの疲れを減らします。
静かで地面を傷つけないキャスター
長時間椅子に座って作業していると、椅子と使用者の体重で床が凹んでしまうことがあります。さらにゲーミングチェアで移動するときに、キャスターが床を傷つけてしまう可能性があります。
それを防ぐためにポリウレタンなど柔らかい素材を採用して、キャスターを作っています。
頑丈なビルドクオリティ
ゲーミングチェアは人によっては、毎日長時間使います。そのため、DXRacerとAKRacingのゲーミングチェアは最低でも1年製品の保証をしています。
1年の使用に耐えられるように特殊な規格に合格しています。その企画に沿って製品を作っているため簡単には壊れず、長期間安心して使えます。
DXRacerとAKRacingの違い
会社名 | DXRacer | AKRacing |
価格 | 30,000円~ | 40,000円~ |
保証期間 | 1年 | 3年 |
サイズ | 大きめの種類も取り揃えている | 大きめの種類が少ない |
部品交換、部品購入 | 不可能 | 可能 |
リクライニング | 150度 | 180度 |
ラインナップ | 6種類 | 4種類 |
2社には共通点が多いものの、方向性の違いもあります。
価格
DXRacerの方が5000円から10,000円ほどAKRacingより安いです。製造する際に違う素材を使って価格の違いを作っています。最も人気のある商品である、エントリーレベルで30,000円に抑えているDXRacerの方がコストパフォーマンス的には良いです。
もし、ゲーミングチェアブランドから購入したい場合はDXRacerのフォーミュラシリーズをおすすめします。
保証期間
DXRacerとAKRacingでは品質と耐久性に定評があります。品質自体に違いや耐久性はありませんが保証期間が違います。
AKRacingの場合は3年間、DXRacerの場合は1年間の製品保証があります。注意点としてはAKRacingも座面の素材や昇降機の部品は、保証期間が1年のみなので注意が必要です。
長い保証期間を求めているユーザーにはAKRacingが良いです。
部品交換、部品購入
AKRacingでは各パーツごとにバラ売りされているので保証期間外になったり、1部のパーツが壊れた場合は気軽に単品購入できます。
ゲーミングチェアを改造するために高さの異なるシリンダーを購入したり自分の好みにカスタマイズしたりオリジナルなチェアを作れます。
DXRacerは部品の単品販売をしていないので、故障した際はDXRacer社から部品を取り寄せる必要があります。また修理にかかる費用や部品の購入価格もわからないのは問題です。
両者とも修理はできますが、修理のしやすさやカスタマイズの面ではAKRacingが優位です。
リクライニング
両者ともにゲーミングチェアの性能や機能にも違いはありませんが、唯一リクライニングは違います。
DXRacerの場合はチェアによって違いますが、最大でも150度までしか傾けられません。その点ではAKRacingは180度まで深く倒せます。
135度よりも倒してなにか作業する事はあまりありませんが、休憩したい時や昼寝をしたい場合にはAKRacingの方がお勧めです。
サイズ
ゲーミングチェアの椅子のサイズではDXRacerの方が種類も多く、対応できる身長の幅も広いです。標準からワイドなサイズまでラインナップされているため、ユーザーに合う製品を見つけやすいです。
逆にAKRacingの場合は、5種類と対応できる身長や体格がせまく種類も少ないです。
まとめ
有名ゲーミングチェアブランドDXRacerとAKRacingには共通点も多く、酷似している製品もあります。ですが、一部の機能や価格などで違いがあります。
違いとして、
- 価格が同じ種類のチェアでも10,000円以上違う製品もある
- 保証期間がDXRacerよりAKRacingのほうが長い
- 製品ラインナップがDXRacerのほうが豊富
が挙げられます。
安いGTRacingのゲーミングチェア
DXRacerとAKRacing2社のゲーミングチェアの品質は、良質で有名です。しかし、両ブランドとも高価で簡単には手を出せません。その点、GTRacingのゲーミングチェアは20,000円弱で基本モデルを買うことができます。
スタンダードモデルであるDXRacerで最低でも30,000円台、AKRacingでは40,000円台と比較して非常に安いです。
GTRacingのゲーミングチェアは安いだけでなく、2社と同様に国際検査機関によって認証を得た部品を採用していて高品質もあります。
そのため安くて品質の良いゲーミングチェアを買う場合は、GTRacingがおすすめです。
またGTRacingのゲーミングチェアは、アジア人向けに設計されており、日本人になじみやすい製品です。
製品のラインナップや推奨身長や体格が幅広く網羅しているため、多くの人に使えます。