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ゴッドタンとかいう実は今最も流行を発信している怪番組

テレビ東京の深夜番組「ゴッドタン」の“これから来る”若手芸人にスポットライトを当てた企画、「この若手知ってんのか2019」が今年も2週連続で放送されるが、同シリーズがこれまで多くのスターを発掘してきたことは意外にも知られていないのではないだろうか。

古くは、今やその“丁度良い使いやすさ”で意外にも多くの番組に出演する小宮擁する三四郎もその一組。

「この若手知ってんのか2013秋」に骨折姿で登場する直前までは、誰もここまでテレビに引っ張りだこになる逸材だとは気づいていなかったはずだ。

もちろん当時の佐久間プロデューサーや、MC陣もこのレベルまで売れる確信があったかは定かではないが、ゴッドタン出演が三四郎の知名度を爆発的に押し上げた起爆剤となったことには間違いない。

最近の若手で言えば宮下草薙EXITなど、今まさにトレンド真っ只中の芸人もこの「この若手知ってんのか」シリーズ出身である。

(宮下草薙はおもしろ荘効果も大いにあるため一概には言えないが。)

もちろん、ゆにばーすナイチンゲールダンスなど、確実に知名度は上がりつつも跳ねきらない芸人から、曇天三男坊のような弁明の余地のない“ハズレ”芸人まで幅広く輩出していることは否定できないものの、このゴッドタンに“発掘”されることは今やお笑い芸人が売れるための一つの有力なオプションとして認識されている。

同シリーズ企画、「この中堅芸人知ってんのか」はその構造上の問題からスターを輩出するには至らなかったが、「このアイドル知ってんのか」など別企画からお笑い芸人だけでなくアイドルの発掘までも成功させている。

「このアイドル知ってんのか」(及び「このツイートが心配だ」)では、ゆるめるモ!あのちゃんや眉村ちあき、ZOCの香椎かてぃなどの光る才能に早くから目をつけ、ゴッドタンが今日の彼女たちが歩むスターダムの礎を作ったと言っても良いだろう。

もちろん芸人で言えばお笑いライブを主催するK-PROの代表児島氏、アイドルで言えば吉田豪氏という有能発掘家と、もちろんそれぞれ本人の才能あってこその企画ではあるものの、その芸人・アイドルを美味しく料理する現場の演者と製作陣あってこそのブレイクであることは言うまでもない。

この、テレビ東京&深夜という、テレビ業界で言えばどう擁護してもセンターポジションとは呼べない位置から、一世を風靡する次世代スターのムーブメントを形成していることの怪奇さ・異様さは、業界内では存分に知られているようだが我々視聴者層には軽視されているようでならない。

「このXX知ってんのか」シリーズに留まらず、最近では嘘がつけないアイドルオーディションから生まれた「Truth」など、とにかくこのゴッドタンという番組は自分たちの番組で跳ねたタレントに対するアフターフォローが充実している点も非常に評価が高い。

眉村ちあきの即興歌作りの才能を存分に活かせる「スナック眉村ちあき」は、悲痛を抱える芸人たちと組み合わせることで見事に人気企画として昇華された。

EXITの良いヤツさを早々に見出してからは、エセチャラ男を弄るというテイの元、逆にその良いヤツさを全面に引き出し、実際に念願だったおはスタのレギュラーを決めるまでに至らせた。

個人的に気に入ったのは、ブレイク後小宮の影に隠れがちな相田の「オラつき」キャラを再発掘し、ストイック暗記王に登場させたところだ。

どのようなプロセスで放送内容についての意思決定がされているのかは視聴者にはわからないが、その嗅覚と応用力のバリエーションにはいつも驚かされる。

兎にも角にも、これからお笑い芸人やアイドルを目指す人間・今年こそは売れようと闘志を燃やす人間はM-1や握手会に力を入れるのはもちろん良いが、近年の重要な流行発信地としてテレビ東京のゴッドタンの存在を覚えておく必要があるだろう。

「この若手知ってんのか2019」にはかがや空気階段らが登場するようだが、彼らも先人の成功者たちに続くことができるか、またMC陣・製作陣は彼らをうまく使いこなすことができるか、今後の番組も含めて長い目で注目していきたい。

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