外資系コンサルティングファームへの転職に関して、以下の疑問やお悩みはありませんか?
「外資系コンサルってどのような仕事なんだろう?」
「未経験でも転職できるのかな?」
「高収入って聞くけど、実際どれくらい稼げるの?」
多くの方にとって外資系コンサルタントへの転職は、憧れのキャリアパスでしょう。しかし、外資系コンサルタントへの未経験転職を成功させるには、綿密な選考対策が欠かせません。
本記事では、未経験でも転職を成功させるためのポイントを解説します。外資系コンサルタントの仕事内容や年収の目安、企業選びのヒントなども紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
なお、転職エージェントでは提供できない独自のリファラル採用もコンサル業界への転職成功には有効です。
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外資系コンサルとは?
外資系コンサルティングファームとは、外国に本社を置くコンサルティング会社を指します。
日本国内にも、PwC、Deloitte、EY、KPMGなど「Big4」と呼ばれる世界4大監査法人をはじめ、さまざまな外資系コンサルティングファームが存在します。
コンサルティング業界はもともと海外で発展した背景もあり、日本国内のコンサルティング企業は外資系の割合が高いのが現状です。
また、高年収で成長機会も豊富なため、外資系コンサルティングファームへの転職を目指す方は少なくありません。
【タイプ別】大手外資系コンサルの仕事内容
外資系コンサルティングファームは、以下のタイプに大別されます。
- 戦略系コンサルティングファーム
- 総合系コンサルティングファーム
- FAS (ファイナンシャルアドバイザリーサービス)
- IT系コンサルティングファーム
- 組織・人事系コンサルティングファーム
各タイプの仕事内容を理解しておくと、自身に合ったコンサルティングファームを見つけやすくなるでしょう。
それぞれ詳しく解説するので、参考にしてください。
戦略系コンサルティングファーム
戦略系コンサルティングファームは、企業の経営課題を特定し、経営層(CxO)向けの戦略立案・提言を行います。
代表的な戦略系コンサルティングファームは、以下のとおりです。
- マッキンゼー・アンド・カンパニー
- ボストン コンサルティンググループ
- ベイン・アンド・カンパニー
- A.T. カーニー
- ローランド・ベルガー
- アーサー・D・リトル
戦略系コンサルティングファームは、M&A、グローバル展開、新規事業開発などが主な事業内容です。また、少数精鋭の組織体系で、従業員数は大手でも数百人規模である点も特徴です。
近年は戦略立案だけでなく、実行支援まで業務を拡大している戦略系コンサルティングファームも増加しています。
総合系コンサルティングファーム
総合系コンサルティングファームは、幅広い業務領域を持ち、戦略立案から実行支援まで一貫したサービスを提供します。
代表的な総合系コンサルティングファームは、以下のとおりです。
- アクセンチュア
- デロイトトーマツコンサルティング
- PwCコンサルティング
- KPMGコンサルティング
- EYストラテジー・アンド・コンサルティング
総合系コンサルティングファームは企業規模が大きく、従業員が数千人〜1万人以上在籍しているのが特徴です。
また、DX(デジタルトランスフォーメーション)需要の高まりにともない、IT・業務系から総合系に移行したコンサルティングファームも少なくありません。
FAS (ファイナンシャルアドバイザリーサービス)
FASは、企業のM&Aや財務戦略に関するアドバイザリー業務を提供します。具体的には、M&Aの際の企業価値評価やリスク分析などが主な仕事内容です。
代表的なFASは以下のとおりです。
- KPMG FAS
- デロイトトーマツ ファイナンシャルアドバイザリー
- PwCアドバイザリー
FASは戦略コンサルとは異なり、財務デューデリジェンスや事業再生に特化している点が特徴です。
IT系コンサルティングファーム
IT系コンサルティングファームは、ITを活用した経営課題の解決を支援します。具体的には、システム導入やIT戦略立案が主な仕事内容です。
代表的なIT系コンサルティングファームは、以下のとおりです。
- アバナード
- ガートナージャパン
- ジェンパクトコンサルティング
- タタコンサルタンシー サービシズ ジャパン
近年では、SAPなどのERP導入に特化した企業や、クラウド・セキュリティなどの分野に特化したIT系コンサルティングファームも増加しています。
組織・人事系コンサルティングファーム
組織・人事系コンサルティングファームは、企業の組織改革や人事制度改革、人材開発の支援を行います。
代表的な組織・人事系コンサルティングファームは、以下のとおりです。
- マーサー ジャパン
- コーン・フェリー
- ジャパン
- タワーズワトソン
組織・人事系コンサルティング手法は、制度系(M&Aの組織再編など)とチェンジマネジメント系(リーダー育成など)の2つに分けられます。
近年では、心理的要素や企業文化を考慮したチェンジマネジメントが、主流になりつつあります。
大手外資系コンサルティング会社7選
大手外資系コンサルティング会社をタイプ別に7社紹介します。
- 外資系コンサルティング会社 【Big4/総合大手】
- 外資系コンサルティング会社 【戦略大手】
各社の特徴や強みを確認しておきましょう。
外資系コンサルティング会社 【Big4/総合大手】
Big4/総合大手の外資系コンサルティング会社5選は、以下のとおりです。
- デロイトトーマツコンサルティング合同会社
- PwCコンサルティング合同会社
- KPMGコンサルティング株式会社
- EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
- アクセンチュア
Big4は世界4大会計事務所系コンサルティングファームの総称です。会計監査、コンサルティング、税務、法務など、幅広いサービスを提供しています。
各社の特徴や強みを詳しく解説するので、参考にしてください。
デロイトトーマツコンサルティング合同会社
デロイトトーマツコンサルティング合同会社は、イギリスに拠点を置く世界最大級の総合コンサル企業です。実績が豊富で、カバーしているサービスの提供領域が広い点が特徴です。
同社は、国内グループ全体で約3,300億円の収益を上げています。
また、グループ人員数は約20,000人、中途採用人数も約4,000人と、日本での存在感が高い総合コンサルティングファームです。
PwCコンサルティング合同会社
PwCコンサルティング合同会社は、総合コンサルのPwCグループの中で、主に戦略コンサルを担当する企業です。
幅広い業界・企業にコンサルティングサービスを提供しており、フォーチュン誌「世界における時価総額上位500社」のうち87%との取引実績を有します。
少数精鋭のチーム体制で、若手のうちから裁量のある仕事を任せてもらえる点が同社の魅力です。
KPMGコンサルティング株式会社
KPMGコンサルティング株式会社は、イギリスに拠点を置く総合コンサル企業です。世界143ヵ国と地域にファームを展開し、日本語を話せるコンサルタントが85都市に在籍しています。
グローバルで連携したソリューションの提供を得意としており、DXやIT・会計系の分野に強みを持っています。
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社は、イギリスに拠点を置く総合コンサル企業です。
世界150ヵ国以上に14万人以上のメンバーを擁するアーンスト・ヤンググループの一員として、日本国内で幅広いコンサルティングサービスを提供しています。
経営コンサル領域から財務コンサル領域、会計領域など、事業内容は多岐に渡り、ワンストップのソリューションを実施している点が同社の特徴です。
アクセンチュア
アクセンチュアは、世界50ヵ国以上に拠点を持つ世界最大級の総合コンサル企業。
大企業や政府系機関に対して経営コンサルティング、ITコンサルティング、アウトソーシングサービスなどを提供しています。
社員数も多く、異業種からの中途採用にも積極的な点が同社の特徴です。
外資系コンサルティング会社 【戦略大手】
戦略大手の外資系コンサルティング会社2選は、以下のとおりです。
- マッキンゼー・アンド・カンパニー
- ボストンコンサルティンググループ
戦略コンサルティングファームは、企業の経営戦略策定を支援する会社です。各社の特徴や強みをそれぞれ解説するので、参考にしてください。
マッキンゼー・アンド・カンパニー
マッキンゼー・アンド・カンパニーは、アメリカ合衆国に拠点を置く外資系の戦略コンサル企業です。
戦略系コンサル企業として世界随一の知名度とブランド力を誇り、大企業・上場企業から政府系機関まで幅広く支援しています。
待遇・知名度・ワークライフバランス・入社後のキャリアパスなどが充実しており、転職難易度が高いのが特徴です。
ボストンコンサルティンググループ
ボストンコンサルティンググループは、アメリカ合衆国に拠点を置く外資系の戦略コンサル企業です。
東京・大阪だけでなく名古屋・京都・福岡にも拠点を展開するなど、日本国内での事業拡大に積極的な姿勢が伺えます。
また、年収水準・知名度ともにトップクラスのコンサル企業であり、転職難易度が高い点が特徴です。
【結論】未経験でも外資系コンサルへの転職は可能
厳しい選考基準や高い競争率を乗り越える必要はありますが、未経験からでも外資系コンサルへの転職は十分可能です。
外資系コンサルは地頭の良さやポテンシャルを重視する傾向があり、中途採用社の多くはコンサル業界未経験者です。
また、転職年齢は20代から30代前半がボリュームゾーンで、30代後半以降は難易度が上がりますが、専門性を活かせる場合は採用されるケースが少なくありません。
40代以降でも特定のスキル・経験を持つ人材であれば、採用される可能性があります。
下記の記事では40代からコンサル企業へ転職する際に必要な要素やポイントについて解説しているので、こちらも合わせてご覧ください。
40代未経験でコンサル業界への転職をする際の手順!ポイントや求められる3つのスキルを解説
ただし、外資系戦略コンサルの面接通過率は1%程度と言われるほど狭き門です。
そのため、未経験から外資系コンサルタントへの転職を成功させるには、現役社員からの紹介制度を活用するのがおすすめです。
紹介制度を利用すれば選考で有利になるのはもちろん、企業の内情も知れるので入社後のミスマッチも防げるでしょう。
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外資系コンサルの収入目安 【Big4を例に紹介】
外資系コンサルの収入目安は、下表のとおりです。
経験年数 | 年収レンジ |
0-4年 | 600-900万円 |
4-8年 | 700-1,200万円 |
8-10年 | 1,000-2,000万円 |
Big4のコンサルタントの平均年収は、下表のとおりです。
企業名 | 平均年収 |
デロイトトーマツコンサルティング | 949万円 参考:openwork |
PwCコンサルティング | 976万円 参考:openwork |
KPMGコンサルティング | 885万円 参考:openwork |
EYストラテジー・アンド・コンサルティング | 893万円 参考:openwork |
外資系コンサルの給与は、職種や分野によって大きく異なりますが総じて高水準です。
外資系コンサル企業への転職に向いている人
外資系コンサル企業への転職に向いている方の特徴は、下表のとおりです。
特徴 | 理由 |
成長意欲が高い人 | 外資系コンサルは成果主義で成長を常に求められるため、勤務時間外でも勉強を続けてスキルを高める意欲が必要です。 |
自己アピールが得意な人 | 自身の成果をアピールしなければ評価されにくい環境なため、自身の強みを言語化し積極的に発信するのが重要です。 |
プレッシャーに強い人 | 常に成果が求められ、高い目標を達成し続ける必要があるため、緊張感のある環境でも冷静に対応できるメンタルの強さが求められます。 |
外資系コンサル企業は、成長意欲、自己アピール力、プレッシャー耐性など、特定の資質を持つ人が活躍しやすい環境です。
外資系コンサル企業への転職を成功させるためのポイント
外資系コンサル企業への転職を成功させるためのポイントは、以下のとおりです。
- 転職支援サービスを利用して専門的なアドバイスをもらう
- 前職の経験を活かす
外資系コンサル企業への転職を成功させるには、戦略的な準備と行動が必要不可欠です。
転職支援サービスを利用して専門的なアドバイスをもらう
転職支援サービスを利用すれば、転職のプロから客観的なアドバイスをもらえます。
自分の市場価値や最新の採用動向を知れるだけでなく、自分の強みや価値観に気付けるので、効果的な選考対策を実施できるでしょう。
また、外部からは分からない企業情報を知れる点も、転職サービスの大きなメリットです。
なお、未経験から外資系コンサルタントへの転職を成功させるには、現役社員からの紹介制度を活用するのがおすすめです。
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前職の経験を活かす
外資系コンサルティングファームへの転職では、前職での経験を効果的にアピールしなければなりません。
「どのように考え、どのように行動し、どのような成果を出したか」のプロセスを具体的に説明して、自身のポテンシャルやスキル、経験をダイレクトに伝えましょう。
業界経験がなくても、ITスキルや金融知識などを活かせるポジションも多いので、まずは自分の強みを棚卸ししてみましょう。
外資系コンサルへの転職を成功させるなら紹介制度を活用しよう!
年収水準が高く成長の機会も豊富に用意されているため、外資系コンサルティングファームへの転職を目指す方は少なくありません。
しかし、通常の選考対策だけで、外資系コンサル会社への転職を実現するのは現実的ではないでしょう。
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また、実際にコンサル業界出身者、転職経験者に相談可能で、一般的な書類添削や面接対策だけでなく、企業側からの年収オファー額を高く提示させるためのテクニックや交渉術などのアドバイスまで相談できます。